時間がくねくねしてなくてよかった

答えは人それぞれですが、何かを考えるきっかけになるようなブログを目指してます

キブツ



エジプトのダハブにいた。ここはダイビングの免許が世界一安く取れたり宿代や食費が安かったりと旅人の間では楽園のような存在。といっても俺はその楽園にはあまり興味なかったので2泊しかしていない。イスラエルへの通過点に過ぎなかった。そこでイスラエルから来たコロンビア人に会った。なんでもイスラエルでボランティアをしていたんだとか。「どこでしていたんだ?」と聞くとキブツというところでやっていたとのこと。

キブツとはイスラエルの国策で外国人を国境近くで働かせることにより国の安全保障を守るというのが始まりらしい。まさに敵に囲まれているイスラエルらしい発想だ。国境付近に270もの共同体が形成されている。以前その共同体では本来の意味の社会主義が形成されていた。つまり完全に平等だったということ。まさに社会主義の理想の姿。稼いだ分はみんなのもので男女、年功の差は存在しなかった。しかし最近は資本主義化してきているみたいだが。一日8時間の労働で飯、住居、服、その他医療などのサービスすべて受けられる。 いろんな国から若者が集まり皆で共同生活を送るというもの。朝6時から仕事で2時には終わる。その後は騒ぐ、とのこと。よく言えばいろんな国から集まった若者と文化交流できるいい場だが、ボランティアとしてまた盾としてうまくイスラエルに使われている気がしてならない。

夕食を共にしたチリ人も知り合いがキブツでボランティアしていると言っていた。ボランティアっていうと聞こえはいいけど、ボランティアって先進国でするものだったっけ?もっと必要としている後進国は山のようにあるっていうのに。日本の代理店もキブツの仲介かなんかやっているしヨーロッパでも多いんだろうな。先進国で無償で単純労働させられる。代理店は「語学力を身につけ国際交流をしましょう」なんて謳っているけれど、本来ボランティアって自分のためにやるんでなくて人のためにするものだよな。

写真はダハブの子供たち

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