時間がくねくねしてなくてよかった

答えは人それぞれですが、何かを考えるきっかけになるようなブログを目指してます

イスラエル入国



ダハブからバスに揺られること2時間、イスラエルとの国境の町ターバーに到着。「国境までならもう10ポンドだ」とがめついドライバーのせいで少しイライラしていた。

一緒に乗り合わせていた欧米人夫婦にはそんなこと言ってなかったようにも見えまた態度も違っていた。何か差別のようなものを感じた。アジア人は結構なめられる。見ていていつも思うのだがアラブ人たちはアラブ人同士の結束が強いように感じた。彼らは抱き合ってあいさつするのだが、俺としゃべっててもお構いなしに知り合いがくると行ってしまったりする。まあ結束が強いというか失礼なやつが多いというか、だがうらやましくもあったりする。中東に国境はあるけれども多くはアラブ人が占めるわけで、それって海外で会う日本人みたいな感覚かもしれない。海外で日本人に会うと嬉しくなる、特に観光客があまりいないような地域では。国を持たない民族、クルド人なんかそれこそ結束強いんだろうな。

いよいよ国境越え。乗り合わせていた怪しいイギリス人のじいさんと共にゲートへ向かう。まあ風貌がとにかく怪しいじいさんで白髪、長髪、ひげをたくわえさらに派手な服とバンダナなんか巻いてる60歳くらいの男性。イスラエル入国の目的訪ねたが、イギリスなまりがひどくて何言ってるか分からなかった。入国審査官でなくても疑いたくなってしまう。

エジプト側のゲートはあっさり通過。イスラエルの審査はそれとは全く違うものだった。とにかく審査するまでなにやら列が出来ていた。エジプト側では列などなかったのに。20分くらい待ったか。まずはすべての荷物を機械でチェックされた。まあここまでは普通だ。次に審査官と対面。「ノースタンププリーズ」俺はそう言った。イスラエルのスタンプがあるとは入れない国がいくつかあるからだ。無言でじろじろ俺のパスポートを見る審査官。「お前はこっちへ来い」別室に呼ばれた。まあ想定の範囲内だった。

別室前にベンチがありそこで待たされていた。一向に呼びにこない。他の客はみんなもうとっくに入国済ませて誰もいない。イギリス人のじいさんを除いて。二人でベンチでひたすら待つ。じいさんが先に呼ばれて入っていく。その時点で1時間くらいは経過していたか。しばらくして俺もやっと呼ばれた。延々とこんなことを聞かれた。「住所は?電話番号は?E-mailここに書け。所持金は?貯金はいくらある?どのくらい滞在するんだ?いままでど の国に行った?イラン行ってたみたいだな?友達はいたのか?友達はできたか?写真はあるか?そいつの名前は?連絡先教えろ 。いまでも連絡とっているのか?どんな内容のこと話している?そいつはお前がここに来ること知っているの か?お前のおじいさんの名前はなんだ?」結局待たされたりなんかで2時間かかる。

イランに滞在していたのでそのことについてしつこく聞かれた。「イランに友達はいるのか?」という質問に思わず「友達できました」とあほな回答してしまったがために面倒なことになったと思う。完全に「 うっかり」だった。何でそんなことを馬鹿正直に答えたんだと言った直後自己嫌悪。きっとイランがあまりにも楽しかったためだ、ということにしておく。

しかしイランに関してつっこまれるのは分かるが、なんでおじいさんの名前まで聞かれたんだろうか。そんなことを国境の町エイラットにてバスを待ちながら考えていた。

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