時間がくねくねしてなくてよかった

答えは人それぞれですが、何かを考えるきっかけになるようなブログを目指してます



「車止めて!」思わずそう言ってしまうくらいびっくりさせられた。「時間がないんだけど」「戻らなくてもいいよ、歩いて帰るから」もうそれをゆっくり見て回りたくて仕方が無かった。お金を払いタクシーを降りた。「なんてもんイスラエルは造ってんだ」それを見上げながら心の中でつぶやいた。

目の前には大きな壁があった。イスラエルはそれを「セキュリティフェンス」と呼び、テロリストの侵入を防ぐために建設していると説明している。その壁はいまだに建設途中でありその長さはなんと400km、はたまた600kmとも言われている。

肥沃な土地を奪う、水資源を奪う、住居と農地の間を壁で遮断することで農 業を破壊する。パレスチナの町と町を分断する。町を分断することで文化・教育・経済などパレスチナ人のあらゆる生活を破壊する。 町の中に壁を作り一方をイスラエル側にしてしまうことでそこに暮らす住民を追放する。パレスチナ人の土地を囲い込むことでパレスチナ人の人口が増えることを抑制する。など、様々な場所で様々な目的を持 つ壁が建設されている。また、壁建設の中止と徹去を求める国連決議(2003年10月21日)や国際司法裁判所の勧告(2004年7月9日)が出された後も、イスラエルはアメリカの保護のもと、それらをあっさりと無視し壁建設を続けている。《参考:パレスチナ情報センター リンク アクセス日:2011/12/26》

この話が本当ならばなんて恐ろしいことか。しかし大昔ならともかく壁造ったくらいでテロリストの浸入を防ぐなんて現実的じゃあないな。とすると後者が正しいのか?

1993年のオスロ合意によりパレスチナ自治権を手に入れた。ヨルダン川西岸地区はその時三つの地区ABCに区分けされた。以下がその内容。

A地区:行政権、警察権ともパレスチナヨルダン川西岸地区の17.2%)
B地区:行政権がパレスチナ、警察権がイスラエル(同、23.8%)
C地区:行政権、警察権ともにイスラエル(同、59%)
(割合は2000年のデータによる)
《参考:パレスチナ情報センター リンク アクセス日:2011/12/26》

たったの17.2%?さらにA地区もイスラエル軍は自由に出入りできるとの情報が。この話が本当だとしたら俺はとてもこんな所には住めないな。

その壁にはものすごい数の書き込みがしてあった。写真を撮っていたら中学生くらいの子供たちに絡まれて石を投げつけられた。「壁でもなんでも造られちまえ!」一瞬そう思った自分が情けない。いや正直ものなのか?

写真がアパルトヘイトウォール、またの名をセキュリィティフェンス

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