70億の世界
俺はアクラの空港でリベリア行きの飛行機を待っていたところだった。
飛行機は2時間遅れた。こんなことは平常心で受け入れられるようになっている。
待っている間、牧師だというナイジェリア人のクリスチャンに話しかけられた。
「なぜ宗教持たないんだ?神は全てを与える、医者も必要ない、なぜなら病気にならないからだ。アイデアも与えてくれる、生き方を教えてくれるんだ」
いきなりそんなことをべらべら話してくる。相手のことなどもちろんお構いなしだ。「必要ないです、生き方とか自分で考えるから楽しいんじゃないですか?」思ったことを言ってみた。こういう一方的な人間には思ったことがはっきり言えるもんだ。日本で初対面の人にはこんな言い方絶対にできないだろう。
立て続けに、「しかし神は忙しいですね、みんなの願い叶えなくてはならないんですから」と加えた。
すると、「インターネットを知っているだろ?みんながアクセスしても答えを出してくれる、神はインターネットみたいなもんだ」
おいおい、いいんですか神をインターネットだなんて。「便利ですね」
「お前にバイブルをやろう」
「いらないです」
やっと飛行機がきてくれた。
人が頭の中で考えてることって本当に違うのだな、つくづく、そう思わせられた。
写真の男にマルチの話を永遠とされました。ガーナにも浸透してるようだ。
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