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最新の翻訳機はアラビア語に対応できるのか

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エジプトで最新の翻訳機を使い始めた。日本に一時帰国をした際に購入したポケトークという翻訳機で、価格はたしか2年間61か国で使えるSIMカード込みで32000円ほど。SIMカードを挿入すれば各国の主要な電波を拾いwifiに接続しなくても使用できる。アラビア語に対応できるか試した。


しかし実際にエジプトで使用してみると、あまり使えないことを実感している。日本語を読み取る能力は高く、早口で小説や専門書を読み上げてもたいてい拾う。1分間喋り続けても拾うのではじめはかなり感心していたのだが、エジプトでの使い勝手は正直悪い。

まずなんといってもアラビア語のエジプト方言がきとんと翻訳されない。そのため標準のアラビア語をきちんと喋れる人でないと正しく翻訳されない。またおそらく日本語を拾ったアラビア語も標準のアラビア語で表示されるためか、理解できない人も多い。

そして翻訳に3秒かかるのも遅い。会話というのはその一瞬一瞬の間が大切なのだと翻訳機などを使っていると感じる。早ければ早いほどいい。3秒がいかに長いかと感じる。

私が一生懸命ポケトークを使い会話をしようとしていると、話をしていたエジプト人がグーグル翻訳のアプリを使いだした。するとグーグル翻訳は一秒ほどでさくっと翻訳して、翻訳もほぼ正確という、私にしたらかなりがっかりな状況となった。ヨドバシカメラで最新翻訳機などと宣伝されていて、32000円も払いわざわざ日本から持参してきたにもかかわらずだ。グーグル翻訳のアプリをその場でダウンロードして使ってみるとじつに使いやすい。話しているリアルタイムでスマホ上に翻訳が浮かび上がり双方で確認できる。ポケトークのように見づらくないしさらに早い。もちろん音声もでる。さらに出てきた文字をコピペして相手のスマホにも送れるのだ。

グーグル翻訳はこれからも性能が上がっていくだろうし、わざわざ32000円を払ってポケトークを買う必要は全く感じられない。すでにポケトークは家のデスクの引き出しにしまってある。

しかし翻訳機で将来言葉を覚える必要がなくなるなどと言われることもあるが本当にそうなるだろうかと疑問に思った。英語が全く通じない人と会話が成立したときは感動ものだが、なにか会話しているというよりは遊んでいるような、「翻訳機ってすごいね」といったようなそんな感覚になってしまう。覚えたアラビア語を言葉で発したときと翻訳機から文字通り機械的な音声が流れたときでは、当然相手の反応は異なる。いうまでもなく前者に軍配があがる。仕事で使うのならまだしも、雑談レベルで使うときには、ポケットからスマホをとりだし画面を表示させアプリを起動し、スマホに向かって喋るのでは正直場の空気が冷めてしまう。それが翻訳機の欠点だと思う。

よくわからないけど将来の翻訳機は喋るとリアルタイムでメガネのようなデバイスに文字が映し出されるとかそんなものが登場するのかもしれないけど、需要があるのか疑問に思ってしまう。珍しがって購入する人もいるかもしれないが、みんなが持ち歩くところはまだ想像できない。そもそも言葉が違うということは、当然文化やライフスタイルや考え方も違うから、なんていうか最新の翻訳機とかでさくっと言語だけ通じても、他が追いついてないというか、持っている価値観が異なれば異なるほど、それはつまらない道具に変化してしまうのではないかと、そんな気がする。

 

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