時間がくねくねしてなくてよかった

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二つ以上突き抜けて融合するとクリエイティブが生まれる

私は「HNKの仕事の流儀」という番組に1年くらい前からの大ファンで、HNKオンデマンドにも加入している。取材の完成度と見せ方が圧倒的で、このドキュメンタリーを見ると、他のドキュメンタリーが退屈に感じてしまい、再生してもすぐに閉じてしまうことが多い。

 

もしも、この番組を知らないとか、みたことがないという人がいれば、ぜひみてほしい。人の多くの時間は仕事に費やされる。そして、その仕事の本質を追求し続けるこの番組は、きっと誰しも共感できるところがあると思うからだ。

 

そして、その番組の中でも(といってもまだ30番組くらいしか見ていないのだが)とにかくシェアをしたい、特に若い人に見てほしいと思える回があったので、共有したい。

 

実はもう4年も前の映像なのだが、それでも新しいと思えるほど、斬新な回だった。それはプログラマーでもありアーティストでもある真鍋大度さんの回だ。仕事の流儀のタイトルでは「まず動け、未来はその先にある〜プログラマー/アーティスト・真鍋大度」となっている。

 

女性3人組テクノポップアーティストのPerfumeの演出などで知られる人だ。

 

東京理科大理学部数学科出身で、大学時代は数学を学ぶと同時に夜はDJに明け暮れたという。その時点ですでに二つ突き抜けている。しかし、上には上がいるとわかり、いずれの道でも挫折を経験したのだという。卒業後は大手電気メーカーに勤めた後、ベンチャーに誘われ就職するも、そこも半年で辞めるなど、迷走した20代を送った。

 

そして表現者としての腕を磨くためにIAMAS情報科学芸術院大学)に入った。そこでプログラミングを用いた表現を学んだのだという。

 

そんな回り道を経たからこそ、三つのことに突き抜けることができ、それが融合した。数学と音楽とプログラミング。三つ突き抜けたからこそ、誰も考えつかないようなアイデアが生まれたのだと言える。

 

つまり、クリエイティブとは、何かの融合だと、やはり改めて思った。

 

コスパとか、汗水垂らすのが格好悪いとか、金をとにかく稼ぎたいとか、そんな風に思っている、思ってしまっている若い人は、本当にこの真鍋さんの回の放送を見た方がいいと思う。

 

真鍋さんは、面白いか面白くないかで、仕事が先に決まっていなくてもおかまいなしで、自分が面白いと思うことを追求するのだという。売れるか売れないかではなくて、面白そうだから「まず、やってみる」ことを大事にしているのだ。番組の中で、新しい試みを何回も繰り返してようやく一つの方法が発見できたときに、HNKの取材班からそのアプローチについて「効率的なんですか?それとも非効率的なんですかこれって?」と聞かれて「効率とか、、ねえ」と真鍋さんが答えている姿がとても印象的だった。

 

効率ばかり重視してその先に本質がないとか、金を自動的に稼ぐシステムを作ることだけ考えてるとか、そんなことばかりに目がいくのはさもしい。本当にさもしいと思う。何度でも言う、本当にさもしい。自分がワクワクできること、面白いと心から思えること、そんなことを今一度、自分の心に問いただして、自分の心と本気で向き合って、考えた方がいい。それはいくら歳を取っても遅くない作業だと思う。「もう今更」と考える必要などどこにもない。自分の人生に本当に納得できているか、それは自分が一番よくわかっているはずだ。もし、引っかかるようならば、今からでも遅くないから、自分の心が望む方向に今からでも進み始めるべきだ。私もそうするつもりだ。