時間がくねくねしてなくてよかった

答えは人それぞれですが、何かを考えるきっかけになるようなブログを目指してます

香港2

ビールを飲み終えて暇になり、じっとしていても仕方がないので時刻は午前5時だったがぶらぶらしてみることにした。香港の中心地でもないので閑散としていて乞食のような男がふらふらと歩いているだけで特に面白いことはなかった。マクドナルドを見つけたのでそこで時間を潰すことにした。マクドナルドで明るくなるまで寝てしまおうかと考えたが、悪臭を放つ男たちにシートは全て占拠されていて、同じような状況にいるのが我慢できずやはり今からでも宿を探そうと決める。ホットコーヒーを飲みながらマクドナルドの微弱なWIFIを使って再び宿探しをしていると、香港の繁華街である九龍エリアの安宿が集まるマンションの情報を手に入れた。一軒ずつ当たれば見つかるだろうとマクドナルドからUBERを呼んで九龍まで向かった。

 

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マクドナルド

 

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マクドナルド周辺

 

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Uberは五分ほどで来てくれた

 

「Mirador Mansion」というビルでいかにも安宿が集まっていそうな佇まいだった。近くに男がいたのでホテルの場所を尋ねるとエレベーターを指差して教えてくれた。マンションの一室が安宿になっているような造りで、4−5軒の宿をピンポンしていくとようやく反応があり、その日の宿にありつくことができた。200香港ドルと約3000円ほどしたが、さすがに消耗していたので値切ることなく承諾した。華倫泰賓館(VALENTINE GUEST HOUSE)という宿。そのマンションの14階にあった。2泊することにして爆睡することにした。眠りについたのは朝の6時を過ぎていた。

 

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VALENTINE GUEST HOUSE


翌日は午後3時頃まで眠り続けた。部屋は窓も何もないのでずっと真っ暗で時間の感覚もわからず一度も起きることなく目が覚めた。お湯はスイッチを入れて10分ほどたつど出てくるシステムだったが、大量の熱いお湯でシャワーを浴びることができしっかり目を覚ますことができた。翌日にくれるといった領収書は「後で渡す」とインド人のような男に言われた。取れていなかったホテルの賠償金の請求にtrip.comから領収書を送ってくれと言われていた。

 

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マンションにはたくさんのゲストハウスが入っている

 

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無機質なビルに人がびっしり住んでいる


宿を出ると階下の両替屋で日本から持ってきた日本円を両替した。千円札が余っていたので5000円を両替。まずはネット環境を整えるためSIMカードを買うことに。安宿街の近くなので両替屋もSIMカードも階下で手に入った。SIMは1ヶ月の使用期限が設けられたものでGBは無制限で120分の国内無料通話がついたもので120HKドルだった。SIMは日本でも買えるし空港でも買えたようだが、電話番号のないものだったので街で購入しようと考えていた。日本や空港で買えるものは電話番号は付いていないが中国でも使えるものもある。私は香港から中国へ行くつもりなので両方で使えるSIMが良いと初めに考えたが、電話番号が付いてこないのは現地の人とやりとりするのに何かと不便かと思いやめた。中国はネット規制を敷いているのは有名な話だが、それにより中国国内ではGOOGLE、YOU TUBE、LINE、FACEBOOKなどは使用ができない。しかし香港のSIMを中国で使用するのであれば香港の回線でつなぐのでそれらのサービスが使えるということだ。特にネットはなくてもいいだろうと適当に考えていたので、中国に入ったらVPN(Virtual Private Network)を試してみようと考えていた。VPNは暗号化して通信内容を保護できる回線のことで、これにより中国でもGOOGLEなどが使用できると言われている。ただ中国ではVPNの規制も厳しくなっているといった記事もあり、イタチゴッコのような状況であると思われる。面倒臭いので使えないなら使えないでも良い。

 

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購入したCHINA MOBILE


香港の街を歩いてみるとイメージしていた通りの光景だった。とにかくまともな飯が食いたくてウロウロしていると食堂も兼ねた肉屋を発見したのでそこで遅い昼飯を取ることにした。店の親父が肉を買いに来た客に切り分けていた肉がうまそうなので指をさして注文。料理を運んできた女性にメニューを指差してもらうと「乳猪飯」という料理だった。皮がパリパリに焼かれた子豚がご飯の上に乗っかっているもので、醤油ベースの甘いタレがかかっている日本人が喜びそうな味だった。調べてみると香港の米はほとんどが輸入で、3分の2ほどはインディカ米が消費されるということだったが、その店で出されていたのもパサパサとしたインディカ米で肉のパンチ力と不釣り合いだったのが少し残念ではあった。やはりおかずと米のバランスは大事なのである。

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香港の街並み

 

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英字新聞14HK $

 

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乳猪飯。子豚は皮がパリパリ。ご飯にもっとパンチが欲しかった

 

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肉屋で食べたのは正解だったかも