時間がくねくねしてなくてよかった

答えは人それぞれですが、何かを考えるきっかけになるようなブログを目指してます

アルジェリア横断計画

アルジェリアを横断してみることにした。横断といってもアルジェリアのほぼ中心からチュニジアまでを渡る予定。

 

詳細は決めていないが、アルジェまで飛行機で渡り、ムザブの谷で装備を整え、ハシメサウド油田を経由してチュニジアのジェリド湖まで行く。直線距離でざっと600キロくらいある。サハラマラソンが250キロを7日間かけて行われるので、20日〜25日を目処で行けるだろう。横断後はチュニジアで地中海でも見てから帰国する予定だ。

 

とりあえず行くことだけ決めたのでこれから詳細を詰めていくが、果たして実現できるのかはまだわからない。できるかぎり実現はさせたい。最低限ビザだけでもと調べてみたら、日本国内でのみ発給しているようで、郵送は不可で東京の大使館に直接申し込みに行かなくてはならないようだ。日数は30日。現地で延長できるかどうかは不明で、インターネットで探してみたが出てこないのでアルジェリア大使館へ問い合わせてみた。現在回答を待っている状況だ。「コロナなのに観光!?」という風に誤解されないようコロナ後に観光を考えているとわざわざ念のために伝えた。

 

歩く前に一度下見でムザビの谷まで行く予定だ。下見段階で、実際の暑さを体験し、装備を整えて近辺をしばらく歩いてみる。バックパックを担いでいくわけにはいかないので荷物を運搬する方法を現地で考えて必要なら作成する。現地住民に旅の話を持ち込み意見をもらうことも大切だ。「絶対にやめたほうが良い」と大きな声でいうような奴が多ければ危険なのだと予想がつくし、違う反応でもその行為の危険度を推し量ることができる。あらゆるリスクを調査して対応策を考える。特にテロについては必要以上に情報を集めてルートを練る。またサソリなどそのほかのリスクも調査して対処方法を考える必要がある。できるだけ詳細な地図を入手して現地の人に相談をする。

 

日本でインターネットなどを駆使して検討しても埒が明かないので、現地でできるかどうかの検討をするのが重要だ。こういうのは実現できるとわかっていて必要な準備をしていってもつまらないし、そもそも意味がない。模索して実現に導いていく過程にこそ面白さがある。日本でインターネットをいじくりまわしていても話は一向に進まない。現地に滞在している状態で検討をしないといつまでもできるかどうかはわからない。家でインターネットをしていても心身の状態は異なるし達成イメージは湧いてこない。湧いても間違ったイメージを抱いてしまう恐れがある。現地でプチ横断を実行してみて、それでもやれそうならやる。できるかぎり実現するように現地に乗り込むことが大切だ。

 

ということで、早くコロナの収束を願うばかり。できるかぎり早く下見に行きたい。今は炎天下の中で無駄に歩き回ったりして暑さと体力の向上に努めることにする。

 

何かを「やる」と決断することは大変だ。年齢を重ねるごとに決断力も衰えてくる。勢いというものは大切にしたい。できるかどうかをあれこれインターネットなぞで探し回りできない理由ばかりに目がいくのは守りに入っている証拠だ。最近はインターネットでの情報は特に気をつけている。特に「〜のために役立つ10のこと」みたいな安い記事には決して手を出さないように気をつけている。家でエアコンを浴びながらアイスコーヒーを飲んでコネコネ書いたような情報がインターネットには溢れているが、そんな薄っぺらい情報は何の役にも立たない。二次情報、三次情報、ひどいのになれば四次情報、五次情報、インターネットの中でこねくり回された人の体温を感じられない情報。そんな情報ばかりを馬鹿みたいに一日中眺めていても貴重な人生の時間が奪われるだけで糞の役にも立たない。自分で汗を書いて知り得た情報にこそ価値がある。コピペの連鎖で編まれた情報にはつくづくうんざりしている。インターネットはとても便利だが、今はそんな情報に溢れているのでインターネットそのものが嫌いになるくらいだ。そもそも私が書いているのもインターネット上の記事であるので、どっかから拾ってきてペロって貼り付けたような薄っぺらい内容にならないように気をつけなければならない。まず「やる」と決めてみて、それからやれるかどうか現地まで行って確かめる。そういう行動力がインターネットばかり眺めているとできなくなってくる。大切なのはやれるかどうかインターネットで調べないことだ。やると決めてどうしたら実現できるのか自分で思考していくことが楽しい。「こうしたらできますよ」というマニュアルにしたがってやったところで何が楽しいのかさっぱり理解できない。マニュアルがインターネットに載っていなければ始めることすらしない。脱インターネット、というか脱薄っぺらい情報にシフトしていく必要がある。薄っぺらい情報は文字通りすぐに剥がれてしまいそうだが、汗を書いて書かれた文章はネット上でも画面にこびりつくような印象だ。情報を精査する能力が本当に必要な時代になってきたと思う。インターネットを眺めていても当然だがすでにできている情報しか載っていないし、できたつもりになって行動しなくなるので、気をつけたいところだ。一次情報かどうかを見極めながら使用したいものだ。