時間がくねくねしてなくてよかった

答えは人それぞれですが、何かを考えるきっかけになるようなブログを目指してます

今日の英文vol.3

 

If out of reading this book you get just one thing - an increased tendency to think always in terms of other people's point of view, and see things from their angle

 

今日の文章も『How to win friends and influence people』からの抜粋だ。

 

この文章は読むのはそれほど難しいことはないはず。簡単に言えば「この本から一つを得るなら他人の立場に立って物事を考えたり見たりする習慣をつけろ」みたいな意味だ。この本は約8万語からなる分厚い書物なのだが、その中でも一つを選ぶならと言っているのだからおそらく対人能力において著者が考える一番大切なことなのだろう。

 

非常に短くてシンプルな文章だが、言うは易く行うは難しだ。この本が全世界でベストセラーになっていて、それでいて一番大切なことだというのだから、裏を返せばよほどできていない人が多いということだろう。このことに関しては「自分は大丈夫だ」という人ほど怪しいように思えるし、何しろ相手の立場なのだからはっきり言って正解などは分かりっこない。それに人間いろんな人がいるので毎回正解が異なってくるだろうし、そんなことで疲れるくらいなら自分勝手にしてればいいやとなってしまうのも理解できるし私なんか本当にそんな感じだ。

 

しかし、何か言葉を発する時や行動を起こす時には、一呼吸おいてから行うということを意識する努力からはじめてみるのもいいかもしれない。「他人の視点から」という言葉で思い出すのはやはり表情だろうか。笑顔を絶やさない人は他人の視点から物事を考えて表情をつくっているに違いないだろう。笑顔とまでいかなくても不快な表情は控えるとか、決定的な発言だけはしないように気をつけるとか、まずはその辺りからはじめてみるのもいいかもしれない。(後日早速試してみたが他人の視点を気にすると不思議と背筋が伸びて目に力が入り相手の顔や周りを見ることに気がついた。自分のことばかり考えていると視野が狭くなるというが他人の視点から世界を見ると世界がやはり広く見えるようだ。集中力が高まり周囲がはっきりと見えてくる)