時間がくねくねしてなくてよかった

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エジプト人の駆け引きの巧さについて

エジプト人は駆け引きがうまい

 

私は以前、エジプトで働いていたことがあったが、今でもその時に知り合ったエジプト人と付き合いがある

 

エジプトで生産される香水の原料などを輸入してネットで売ったりしているが、カイロ大学出身のエジプト人の友人に現地で動いてもらっている

 

とにかく駆け引きがうまい。エジプトの会社の面接で聞かれたのも交渉術があるかどうかというところだったが、今思えばなかなか日本人が簡単に勝てるほどじゃなかったんだなと思う

 

情報の出し方だったり、引き際だったり、長い侵略の歴史で培われてきた交渉術というか、それは島国の日本人が持つそれとは生まれた時点で違うのではとすら思う。日本では外国のことを「海外」と言うが、ほとんど多くの国は他の国と接している

 

香水の原料のやり取りをしているのは、私がエジプトで出会った中でも最も信頼できて優秀な男で、エジプト人の駆け引きのうまさと日本人のきめ細かさを両方持っているような人物

 

私はギザ県のシックスオクトーバーという町に暮らしていたが、そこはシリアからの移民が半数くらいのところで、だからシリア料理もたくさん食べることができた。いつもだいたい外食していて、エジプト料理やシリア料理はチキンやポテトなどをたくさん使い野菜不足を感じていたので、それを補うようにいつもモロヘイヤスープを飲んでいた。モロヘイヤは野菜の王様と言われるほど栄養が豊富で、現地ではライスと一緒に食べるのだが、栄養があるだけではなくとても美味しい。

 

そんなことを思い出して、最近日本にモロヘイヤを輸入できないかとその友人に相談してみた。日本は輸入農産物に関して779農薬の残留基準を設けているようだが、まずはその基準を仕入れるモロヘイヤがクリアしているかを調べる必要がある。一つでも引っかかれば輸入することはできないので、まずはその検査を彼にお願いしたのだが、今回は手数料はいらないという

 

彼とは付き合いも長くもちろん親切で言ってくれているのも分かるのだが、いうタイミングというか先を見据えているというか、こちらが動かざるを得ない、いや動きたくなるような状況に気が付いたらなっているというか、とにかく巧みだなと思う

 

そんなエジプト人と付き合っていると交渉術とはこういうものかと学ぶことができる。私は交渉はきっと下手くそでろくに誰も動かすことはできないのだけど、こういうものかと理解できるので楽しい

 

モロヘイヤの残留農薬と重金属の分析をお願いしたので結果が楽しみだ。エジプトのモロヘイヤは本当に美味しいので日本に入れることができるといいのだが、まだ全くわからないけど続報があったらまたこのブログで

 

 

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