謙虚になることは成長が止まることだとばかり考えてきた
誰かの価値観に染まってしまい、押さえつけられた状態になるのではないかと
塾を経営している会社の社長と大げんかを繰り返したが、向こうから真剣に向き合ってくれ、まだ継続しようかと思えた
スラムダンクというあまりにも有名な漫画があるが、「スラムダンク」とはいうまでもなく派手で目立つシュートが名前の由来だ
読んだことがある人は何を今更と思うかもしれないが、主人公はバスケの初心者でスラムダンクに初めはこだわり続ける。しかし少しずつバスケにのめり込んでいき多くを学び、最後は「庶民シュート」とバカにしていたシュートで得点を取った。スラムダンクという派手さに憧れ目立とうと始めたバスケだったが、謙虚に学んだ確実なレイアップシュートで漫画は終わった。
周りの声に耳を傾け、尖っていた人間が謙虚に学ぶ姿が描かれているが、謙虚さが成長を阻害していることなど全くなく、人間として明らかな成長を遂げている姿が描かれている
プロゲーマーの梅原大吾が「悔しいけどスラムダンク面白すぎてしょ」と話していたが、その梅原が言っていたことが印象的だった。「自分のこだわりを持つのは簡単。世間に寄せていくことの方が難しい」
話は戻るが、私の勤める塾の経営者は元はビジネスマンで、経験も豊富で初めは自分のやり方に固執して失敗したのだという。その後こだわりを捨てて、塾経営に向き合っていくようになったのだと話してくれた
こだわりがなければそもそも何かを目指そうとしないだろうし、そしてこだわりを持った人間が自らそのこだわりを捨てた時は、大きな力になるのかもしれない
塾に勤めて無事一年目を終え、それなりに子供のために何かをできているという実感は得られている
もう少しだけこの世界を覗いてみたいと思っている
しかし必ず新しいことを始め、自分の経験と価値観をアップデートしていきたいと思っている。でなければ人生つまらない。いかに自分を飽きさせずに人生生きていくかが、面白い人生だと最近は思っている