時間がくねくねしてなくてよかった

答えは人それぞれですが、何かを考えるきっかけになるようなブログを目指してます

AIDA難民キャンプ



パレスチナ自治区ベツレヘムに到着。着くとすぐに人が集まってきた。「タクシーか!?こっちだ。どこへ行きたいんだ?」5、6人で寄ってくる。こんなことには慣れっこだがまさかパレスチナにもいるとは思わなかった。しかしここベツレヘムは観光地でもあるので納得がいった。ここにはキリスト誕生の地があり多くのキリスト教の巡礼者が訪れる場所だ。

目的地は難民キャンプとアパルトヘイトウォール。せっかくなのでキリストが誕生したといわれる洞窟にも行くことに。早速値段交渉が始まった。大勢のドライバーの中の一人に行きたい場所を告げ値段を聞いてみた。「すべて回って2時間で250シュケルだ」約5000円。ここパレスチナといえどもやはり相当ふっかけてきた。こうやって複数集まってくる場合たいていはオークション方式に持ち込む。「こいつは250って言ったが他の人はいくら払う?」だけどこの作戦も功を奏さず下がっても150までだった。小さい町だからか結束が強いんだろう。「他探す」そう言って立ち去った。すると一人のドライバーがこそこそと近づいてきて小さな声で「100でいいぞ」と言ってきた。80シュケルまで落とし交渉成立。

キリスト生誕の地。まあ綺麗だったがそんなにありがたみも分からず見学終了。ものすごい列が出来ていたが一向に進む気配がなかったので諦めた。きっと一生懸命祈りを捧げているのだろう。

続いて難民キャンプ。「着いたぞ」「どこ?」「だからここ」俺のイメージしていた難民キャンプとは違っていた。難民キャンプっていうとやっぱりテントかなんかがたくさん並んでいて配給所があり溢れんばかりに人がいる、っていうイメージだった。テントでもなければ即席で造られた小屋でもない。もうそれはアパートのようなしっかりした建物が集まった団地だった。「ここが難民キャンプです」と言われなければ気づかないだろう。

きっとUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の看板が無ければドライバーを信用していなかっただろう。UNRWAについて調べたところ、国連機関の中でも最大の規模らしく職員が25000人いてその99%はなんと現地パレスチナ人とのこと。そしてやはり初めはテントでそれから少しづつ発展していって今の状態になったという。《参考:ウィキペディア リンク アクセス日:2011/12/26》

建物も本当しっかりしていたし人も穏やか、平和そうにひっそり暮らしていました。おじいさん、おばあさん、子供たち。椅子を用意され腰掛けた。「ここの暮らしはどうですか?」「・・・・・」言葉は全く通じない。子供たちがうろちょろする中、おじいさんおばあさんと向かい合いただ無言でニコニコだけして時間を過ごした。

写真は難民キャンプで出会ったおばあさん

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