時間がくねくねしてなくてよかった

答えは人それぞれですが、何かを考えるきっかけになるようなブログを目指してます

マブルック一家



お世話になっていたのはベルベル族のマブルック一家だ。家族構成ははパパ(63歳)、ママ、そして男6人と女5人の兄弟。長男は旅行中で不在で、長女は嫁いでいてこの家には住んでいない。次男はいつも家にいない。三男のジャミル(35歳)は多少英語が話せて、そしていろいろ気を使ってくれる優しいやつだ。四男がバスで会ったハミッド(32歳)、彼は一番英語がうまい。五男のサイードは村でも珍しいチャラチャラしたやつでスペイン人の彼女がいるとか。英語も多少喋れる。そして六男のラシ、なんと12歳だ。パパとはなんと51歳離れている。次女も結婚しているが、旦那は出稼ぎに出ているので一緒に暮らしている。次女は子供がひとりいて3歳の男の子で名前はウサマ。この次女はいつも俺のところに来ては小遣いくれと10ディルハム(約89円)せがんでくる。三女は陽気な娘でたいがい外出している。四女は高校生でこちらも活発で家にいないことが多い。五女のアズザは少し変わっていていつも一人でいる。日本の音楽気に入ったみたいでいつもアイポッドを借りに俺のところにくる。ペットは犬2匹、猫、猿、羊3頭、ラクダ2頭がいる。

俺の名前はみんなには覚えずらいみたいで、俺を案内してくれたお調子者のハミッドが「お前の名前はアブドゥルだ」と言った。どうやら、「兄貴」という意味らしい。まあ覚えやすいなら構わない。

にぎやかな家族。敷地は広く庭でサッカーができるくらいだ。一歩家から出れば緑と砂漠が作り出す景観を眺めることが出来る。屋上に上がっては、ぼーっと景色を見るのが好きだった。夜には360度満天の星空、そしてとても静かだ。今は冬、とても寒い。しかし家には暖房器具のようなものは一切ない。どんなに寒くても毛布でしのぐしかないのだ。シャワーは釜戸で焚いている。頼んでから30分は準備に時間がかかってしまう。一応ここはレストランらしいが、看板もさびれていれば、メニューなんかもない。レストランとしては機能していない。たまにコネクションでか、キャンピングカーでフランス人の客が食事をしにくるくらいだ。基本的には砂漠や山のツアーガイドが主な収入源になってるみたいだ。面白そうなのでしばらくこの一家と共に生活してみることにした。

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