時間がくねくねしてなくてよかった

答えは人それぞれですが、何かを考えるきっかけになるようなブログを目指してます

トロント













リビアンがラーメンをすすりインド人がイタリアンジェラートをかじり韓国人がアメリカ人顔負けの量のスターバックスコーヒーを胃袋に流し込みエチオピアンがフレンチワインを舐める、トロントはそんな町だ。
















俺の住んでいる地域は特に複雑なようでひとつ角を曲がればすぐに違う顔の町になる。







一軒の中華料理屋に入った。







中国人の女: そうだったの


リビアン系の男: 今は違うところに住んでいるけどね






俺: ここ座っていいですか?


中国人の女: 適当に座ってー


リビアン系の男: いやーやっぱスパイシーはいいよね、スパイシーは


中国人の女: あんた全部かけたのかい


リビアン系の男: 好きなんだよ、俺、中華がね、中国にも近々行こうか考えてんのよ


中国人の女: いくら好きっていっても、、、ん、なんだい?


俺: あ、いやランチってまだやってますかね?


中国人の女: これ、メニュー


俺: すみません、、、、、じゃあこの牛肉と豆のやつで


中国人の女: はいよ



俺: Wifiってありますか?


中国人の女: なんだい?


俺: あのWifi、インターネットです


中国人の女: あるよ


リビアン系の男: 今度来た時はもっとスパイシーなやつ頼むよ


リビアン系の男: いやーやっぱりスパイシーは、、、、、





俺: ぶわっ、ちょっとこれ白ワインじゃないですか


中国人の女: あんた頼んだじゃない、ホワイトワイン


俺: えっ、、、、あっ、いやWifiって言ったんです、、、、、


中国人の女: 、、、、、、、んなの知らないわよ







リビアン系の男: 俺が飲もう!






向かいにあった店に入った。ポルトガルの国旗やサッカー代表のユニホームなどが飾られているベーカリーだ。



可愛らしいポルトガル人だと思われる背中のぱっくり開いた服を着てブラジャーを見せている背中を向けていた女性店員に声をかけた。


Wifiってつかえますか?」


3秒程してから振り返った彼女は口に物を入れながら「アウアオ(あるわよ)」と一瞬で惚れてしまいそうなくらい素敵な笑顔で答えてくれた。








「これパスワードよ、電話番号、ドットは外して打ってね、エスプレッソだったわよね、あそこに置いておくわ」


コミュニケーションに生まれてから一度も苦労したことないかのようなニュートラルな振る舞い、スーっとなんの抵抗も無く付き合えるような気がする。







だんだん好きになってきました、この町。


写真はトロントの図書館にて


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